野田家

野田家の奇妙な日常

嫁弁当

我が家は共働きである。

超絶かわいい息子のためにも

日々夫婦二馬力で駆け抜ける毎日だ。

僕は節約のため今年から弁当を持っていくようにした。
毎朝、弁当を作るのが日課だ。

弁当の内容はご飯の上にその日冷蔵庫に入ってる肉類を炒めて目玉焼きで蓋をする
シンプルイズベスト。

自慢じゃないが僕の目玉の「焼き」の技術は完璧に近いと自負している。

しかし完璧な目玉焼きも数ヶ月連続で食べればふたつの目玉がウルトラマンに見えてくる。そろそろ違うものが食べたい。

そんなある晩、嫁が言った
「明日、息子が遠足で弁当が必要だからあなたのも一緒につくろうか?」

僕は数カ月ぶりの目玉焼き弁当から解放されることでテンションが上がり

「あいぃっ!」
と思わず変な返事をした。


そして、翌日。
待望の愛妻弁当である。

僕は弁当が入っている袋を開けた。

 

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そこには想像以上に巨大なおにぎりが姿をあらわした。
持つと昔のipadくらいの重さだった。

「巨人飯……」

僕は一人デスクでつぶやいた。


この巨人飯のスゴイところは

食べても

食べても

減らないのだ。

デカいだけはなく高密度。
これなら冬でも暖房の熱を逃さないね!
お金持ちの友達の家に遊びに行った時の記憶が蘇った。


最近の空手の練習で巨大化した僕は
嫁にとって巨人に見えているのかもしれない。

おかげでお腹がいっぱいになりました。