奇人の本棚
野田家の人々は本が好きである。
僕が思うに、
変人は「なんでだろう」と思う回数が人より多い気がする。
「空は何で青いんだろう」といった一昔前のJPOPの歌詞みたいな
「なんでだろう」を考えてしまう。
そして本にはその答えが書いてある。こともある。
今日はそんな奇人達の本棚から本を紹介したいと思う。
「はい どうぞ」
ご飯の食べ方は基礎から学べる本。
食べ方が分からない幼児から食べ方がよく分からなくなった老人まで役立つ一冊。
「錯覚の科学」
人は分かっていても見落としてしまう生き物らしい。
この本には面白い実験が例として書かれている。
あるビデオを被験者に見せるのだが
それは「男女がボールをパスし合うのでその回数をカウントして下さい」という実験。
みんなビデオに集中してパスをカウントする。
ビデオが終わったあと試験官が言う。
「今のビデオにゴリラが映っていましたが気づいた人は?」
この実験は見落としの実験で
パスをする人の後ろにゴリラの着ぐるみを来た人が通りすぎるのに気づけるか?
というのが本来の内容。
約半数の人がゴリラに気づかないという結果が出たそうな。
そんな錯覚の不思議が沢山書かれた本です。
ちなみに野田家の変人はゴリラがいなくてもゴリラがいたかもしれないと錯覚することがあります。
「神秘の格闘技 ムエタイ」
一時立ち技最強と謳われたムエタイ。
その強さの秘密について書かれている。
僕が思うにムエタイの強さは、まず組技の多彩さ
組み合った距離の無い状態から首相撲で相手をコントロールし肘、ヒザを叩き込む。
ヒジは刃物のように皮膚を切るし、ヒザは鐘で突かれたように内臓まで響く。
そして最大の脅威はミドルキック。
ムエタイのミドルキックはボディではなく腕を壊しにいく。
ガードの上からでもとにかく蹴りまくるのだ。
もう説明するより下記の動画を見た方が早いと思うので張っときます。
「みんなの意見は案外正しい」
自分の意見は案外正しいと思ってる人は見ましょう。
分かりやすい例として
僕は面白い映画を探すとき、yahoo映画のレビューで3.5点以上付いているのを基準にしてるんですが、ほぼ面白いです。
野田家の頭脳。父の本棚から拝借。
ページを開いてみたところ。
まさかの半分英語でした。(対訳)
さすが頭脳。
「FREE」
タダより怖いものはない。
と子供のころに教えられました。
この本では無料から始めて儲かる方法が書かれてます。
最近ではスマホのゲームなんかが代表的ですね。
無料で始めて射幸心を煽ったところで課金させる。
もしくはGoogleみたいにサービスをユーザーにタダで提供して
広告費で利益を得るのもフリー戦略の一つ。
この本を読んでからは「なぜ無料なのか?」と考えるようになりました。
「どうぶつ」
動物について1匹ワンフレーズにまとめられた良書。
コンパクトなサイズでいつでも開くことができる。
息子(6ヶ月)にはまだ早すぎたのか歯の疼きを鎮めるために使われている。
【まとめ】
いかがでしたか?
とりとめのない本棚です。
僕は面白い本に出会うたび
「作者は結構な変わりものなんじゃないか」
と思います。
ユニークな視点や考察は
相当おかしな角度から世の中を見ないと浮かばないからです。
以上。奇人の本棚でした。